特色ある教育活動

EC (English Communication, English Language Immersion)

マレーシアの公用語はマレー語ですが、街中で英語が使われます。本校では、週2回、現地のネイティブスピーカーの先生たちによる、英語の授業があります。レベルに合わせた少人数クラスを編成し、授業は全て英語で進められます。授業中は “No Japanese” がルールです。英語の作品を読んだり、英語で発表をしたり、マレーシアの多国籍の文化に英語で触れたりしています。幼稚部の園児は英語のダンスやゲームに親しみ、小中学部の児童・生徒は楽しく熱心に学習しています。
 

ICT機器を活用した教育(Education with ICT)

ICTとは、Information and Communication Technologyの略で、「通信技術を活用したコミュニケーション」を指します。本校ではChromebookやiPadなどの機器と、Googleサービスを授業など、多くの場面で活用しています。これらを併用することで、Classroomを使って課題や連絡をやり取りしたり、Calendarを使って予定を管理したり、DocumentやSlideを使ってレポート・発表を製作したりしています。未来のデジタル社会を生きぬくためのノウハウと、ICT機器と付き合っていくための情報モラルを本校では育んでいます。
 

IS (Immersion Swimming)

Immersionとは、未修得言語を身につける学習方法のひとつで、英語のimmerse(浸す)が語源です。「その言語に浸りきって習得する」という意味です。本校ではマレーシアで水泳を専門に指導しているコーチが各クラスに2名付き、英語による水泳指導をほぼ年間通して行っています。また、担任もしくはその時間の担当も授業に同席し、指導に協力しています。
 

国際交流 (International Cultural Exchange)

小学部1年生から中学部3年生まで、学年ごとに現地の学校との国際交流を毎年行っています。本校に現地校の生徒を迎えたり、逆に現地校を訪問したりしています。日本の文化を紹介したり、マレーシアの文化を紹介してもらったりと、様々な文化交流を行っています。
 

墓地清掃 (Cleaning Japanese Cemetary)

年に3回、クアラルンプールにある日本人墓地の清掃を行っています。墓地を清掃する前には、マレーシアで活躍された故人や、日本人墓地についてのお話を聞き、過去に思いを馳せています。日本とマレーシアの架け橋として活躍された先代の方々のお墓を、わたしたちは大切にしています。
 

カンポンホームステイ (Kampung Home Stay)

都会から離れたのどかなマレーシアの田舎(Kampung)で、マレーの家庭に泊めていただくホームステイをしています。笑顔あふれる穏やかなマレーシアの人々の生活に触れ、日本とは異なる文化や生活様式を体験的に学ぶ活動です。小学5年生以上の希望者が参加可能となっています。
 

日本体育大学 演舞鑑賞・体験 (2024年2月26日)

日本体育大学の学生が来校し、武道を中心とした日本の伝統文化を披露してくれました。園児・児童・生徒が一緒に参観し、小4~中3の児童生徒はその後のワークショップにも参加し、学生の皆さんとふれあいました。
 

幼稚部の活動 (クリスマス集会)

日本の行事と共にマレーシアの行事にも触れています。ハリラヤプアサ、ディパバリ、中国正月といったマレーシアならではの行事の意味について、子どもたちに伝え、一緒にお祝いしています。
 

日本の文化を紹介する活動 (KL盆踊り大会)

中学部3年生が櫓の上で力強く太鼓をたたき、それにあわせて踊りも披露しました。櫓のすぐ下では、現地校の生徒も踊りに参加し、日本の文化を一緒に味わいました。また、会場にはたくさんの人が来場して大きな踊りの輪ができ、日馬の架け橋となる、一体感あふれる盆踊り大会となりました。
 

マレーシアの文化に触れる行事 (ハリラヤ・ディパバリ・チャイニーズニューイヤー)

国際理解委員会がディパバリを祝う作品を作りました。この他にもチャイニーズニューイヤー、ハリラヤ・プアサを祝う掲示を行い、多様な文化に触れるようにしています。また、年に3回、民族衣装の日があり、マレー服などの民族衣装を着て登校しています。
 

卒業生・在校生の声 (Messages from our students)


卒業制作(2023年度 中学部卒業生)

JSKLは転出入が多いため、転入してくる子がいると昔から知り合いだったかのように話しかけにいって、転出してしまう子がいると別れを惜しみながら盛大にお見送りをしてあげます。その受け入れ体制のよさはクラスの仲のよさにも表れていて、男女ともに分け隔てなく仲よくしている姿は、日本の小中学校では見られないと思います。そして、何よりお別れのときに「さようなら」ではなく「また会おうね」と言って別れを告げるところが、JSKLの生徒の素敵なところです。(2023年度 卒業生)


JSKLでは日本の学校では経験できないことをたくさん体験できます。ローカル校の生徒の方と交流する国際交流会、マレーシアの自然や景色を楽しめる修学旅行、中3では盆踊り大会があります。どれも一生に一度しか経験できないものばかりで、美しい魅力が詰まっています。(2023年度 卒業生)


私はJSKLに約3年半通い、たくさんの魅力に気づきました。例えば、日本や世界各地から人が集まっていることです。関西出身の人と関東出身の人では、同じものに対する言い方が異なったり、関西にあるものが関東にはなかったりと、とても面白いです。また、ECと呼ばれる英語の授業があることで、英語でコミュニケーションをとる機会が多くあります。自分の言語スキルをのばすこともでき、様々な面から大きく成長することができる素敵な学校だと思います。(2023年度 卒業生)