校長あいさつ

私たちの学校は、世界で5番目に設立され、今年で開校58年目を迎える歴史と伝統ある日本人学校です。

緑豊かな広大な敷地に、幼稚部、小学部、中学部の校舎、校庭(2面)、体育館(2施設)、プールも50m、25mの2つがあり、充実した施設環境を誇っています。すばらしいのは施設環境だけではありません。教育活動を支える教職員は、日本全国や現地から選ばれた優秀な者ばかりです。

本校では、日本を離れて暮らす子どもが心身共にたくましく育ってほしいという願いを込め、「たくましいからだ ゆたかな心 優れた知性と国際性を備えた児童・生徒の育成」という教育目標を掲げ、子どもたちが自己実現を図れるよう指導しています。

なかでも特に英語教育に力を入れており、小学1年生から中学3年生まで習熟度別に週2回、ネイティブの先生による英会話の授業を実施しています。また、ICT環境の整備も進め、chromebookやiPadなど子どもたちが授業で活用することを通して未来の社会を生き抜く力を育んでいます。さらに、熱帯の気候を生かし、年間を通して実施している水泳授業、イマージョンスイミング(IS)では、現地のスイミングコーチが英語で授業を進めるなど特色ある教育活動を展開しております。国際学校や現地校との交流会、カンポンホームステイなど、マレーシアの人々との交流活動も盛んに行い、世界に羽ばたくグローバル人材の育成に力を入れています。

「人間には無限の可能性がある」と言われます。しかし、可能性がどれだけあっても、実践が伴わなければ何の役にも立ちません。実践すると失敗をすることもありますが、その失敗の積み重ねが成功への近道です。私たちは、子どもたちの自主性を尊重し、失敗を恐れず何事にもチャレンジできるよう全教職員で支援してまいります。

子どもにとって一度しかない幼稚園、小学校、中学校時代をよりよい成長へとつなげられる時期と捉え、児童・生徒、保護者、日本人コミュニティー、関係機関、教職員にとって「入ってよかったJSKL(児童・生徒)」、「通わせてよかったJSKL(保護者・日本人コミュニティー・関係機関)」、「勤めてよかったJSKL(教職員)」 と実感してもらえる学校づくりを推進していきます。

今後とも、ご理解・ご支援をよろしくお願いいたします。